dms9000 blog

ゲームプロデューサー8年、ネットの事業企画やマーケ10年、スタートアップ経営者2年と渡り歩いてきましたので、その辺の話を書いています

乗りたくない。このビッグディールに…

この記事を読みました。

私はスタートアップ企業の経営層時代にビッグディールの経験がありまして、「分かる、超分かる」と納得することしきりでした。

gigazine.net

この記事から引用しながら当時の教訓をまとめます。

ビッグディールは時として創業者自身に「今自分はビッグディールのまっただ中にいるんだ」と誤解させ、スタートアップを潰してしまうことがあります。上手に自分のブランドを理解している創業者は、外部の力に左右されずスタートアップを成長させることが出来ますが、創業者がありもしないファンタジーを追い求めるようになれば、そのスタートアップは終わりが近いということかもしれません。 

 

社長がビッグディールに目がくらんで迷走するという経験があり、これに近いです。

当時のスタートアップ企業が誰もが知っている大手企業と提携できました。自社の月間支出の半額を埋められるほど大きな月間売上が定期的に入りました。対価は得意分野の提供でしたので、非常に良いディールでした。

 

しかし、話もまとまり、オペレーションも効率よく回り始めると、社長が迷走し始めます。浮いたコストで趣味のような施策を始めると言い始めまして…私や他の役員は反対をするも押し切られます。現場の社員からも疑義が出ますが、社長は突っ走ります。

 

結局、社長がその準備に半年ほど費やした結果、その施策の準備は暗礁に乗り上げます。そのタイミングで投資家や役員一同と話をして、中止の結論に持っていけました。

 

この件で失ったものがあります。

  • 半年間の時間
  • 現場から社長への一定の信頼
  • 社長と他役員の間の一定の信頼

 

「ビッグディールによるゲインをどう再投資するか?」は極めて慎重に判断をはかりたいです。うまく行っているときほど慎重な経営、事業推進をお薦めします。

 

私案はそのコストでサービスを磨くこと、企業の体制を強化することに投資されるのが一番です。