dms9000 blog

ゲームプロデューサー8年、ネットの事業企画やマーケ10年、スタートアップ経営者2年と渡り歩いてきましたので、その辺の話を書いています

業績が好調なときの落とし穴

ご相談をいただいたので唐突ですが、アンサーをこちらにまとめます。

 

「会社や事業が目標を大幅に達成しているとき、何をしますか?」というお話です。
何度か経験があります。結論として、業績が好調なときほど自社を見つめ直し、次の飛躍について布石を打つのが良いでしょう。

 

業績が好調な要因を事実から整理する
Whyから入ると主観になります。まず、Howから整理しましょう。
つまり、何をやったか、どれくらい数字が上がったかを時系列に整理します。
これなら事実を元に要因を検証できます。

すると、自社の施策が当たった部分、伸びが急激だった点が明白になります。

 

検証は特異点は除外し狙って当たった部分にフォーカスする
この時系列調査から特異点FGO用語ですが、本来の数学用語の意味で使っています)を検証します。大抵は「非常に伸びているものの、要因は理解できない」、つまり「もう一度同じことをやって当たるか分からない」です。

こうした特異点は除外すると、自らコントロールして当たった箇所が残ります。


この残ったものから、仮説で良いので再現性が得られそうな施策を今後のカードとします。また、今後応用できるかを考えるネタにもなります。

 

さて、こうした検証を続けた結果、狙って当たった部分は意外に少ないはずです。
私の経験を例にすると下記の通りです。

  • プラットフォームの立上げ時期に時流に乗れた
  • 市場が良い時期にリリースできた
  • 狙ったターゲットに施策がハマった
  • ユーザーの課題を解決できた
  • 定性的定量的なデータドリブンが奏功した

など

 

次への布石
再現性のある施策、応用できる施策は今後の計画に盛り込むとして、次への布石を考えます。ここで重要なのは「好調さを維持・拡大させる体制を整え、施策を計画的に打つこと」です。もっと言うと「好調さを維持拡大するために最適な習慣をチームに根付かせること」です。

 

よくあるのは好調さから浮足立ち、現状の課題を把握せず、やりたい放題になることです。好調ならキャッシュも入るから当面は問題ないですが、費用対効果も考えずにコストを浪費するのは長期的には悪い習慣が付きます。


うまくいったときこそ地に足を付けましょう。

例えば、キャッシュが入ったから広告を出す。それは良いです。
間違えてはいけないのは下記の点です。

  • 仮説を持って出稿すること
  • 仮説に最適なクリエイティブ、オペレーションを行うこと
  • 効果検証を行い、成果と課題を明確にすること

といった点です。
このトライアルを繰り返し、勝ちパターンを一つづつ作っていけるのは好調なときだからこそ、できることです。

 

こうした検証点もなく、「とりあえず他社がやっているからうちもやってみよう」は無意味ですし、コストの浪費です。

 

長くなりましたので、次回に続きます。